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不定期コラム  第1回

初出-2000/12/05

かぜ症候群 その1

かぜは予防が第一。湿度60%以上と手洗い・うがいが大事です。

かぜは予防が大事です

今年も寒い冬がやってきました。 冬と言えばカゼです。でも、カゼって何でしょうか。

かぜの正体はウィルス等による上気道の感染症です。上気道とは、鼻やのどなどの事です(厳密には気管は上気道には入らないのですが、ここでは上気道に含めて考えます)。ウィルスがこういった部位に侵入すると、そこで炎症反応が起き、鼻水や痰・咳といった典型的な「かぜ症状」を来すわけです。でも人間には侵入したウィルスに反撃する仕組み(免疫)があるので、特にこの力が弱い人でない限りいずれはウィルスを倒す事に成功し、かぜは治っていきます。

かぜの原因となるウィルスには“アデノウィルス”や“ライノウィルス”などが有名ですが、学問的には200種類以上のウィルスが関与していると言われています。いくら何でもその全てに免疫をもつ事は不可能なので、一冬で何度もカゼを引いたり、なかなか治らなかったりするわけです。

かぜのウィルスは低温と乾燥を好みます。日本の冬はこの条件にぴったりな上、寒いときは室内を密閉しがちで換気が不十分なので、ウィルスが蔓延し易いという事情もあります。さらに冬には、寒冷な空気のため人間の上気道粘膜がもともと炎症をおこしており、ウイルス等に対する防御力もおちています。

かぜは予防が大事です。冬は室温20℃、湿度60〜70%を心がけ、また手洗い・うがいを励行してウィルスの住みにくい環境を作りましょう。

 

【今回のまとめ】

  1. かぜの正体はウィルス等による上気道の感染症。

  2. かぜのウィルスは低温と乾燥を好む。日本の冬はこの条件にぴったりな上、部屋の換気が不十分で蔓延し易い。

  3. かぜは予防が大事。冬は室温20℃、湿度60〜70%を心がけ、また手洗い・うがいを励行してウィルスの住みにくい環境を作りましょう

 

 

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