当院で実施できる 主な検査のご案内です。

上部内視鏡検査(胃カメラ)について

ただし新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が落ち着くまでは人手や時間に余裕がなく、本検査の実施を見合わせています。再開時期は未定です。

食道・胃と、十二指腸の半分位の観察を受け持つ検査です。
この点滅部分を診るわけです↓

胃カメラ観察範囲

胃カメラは何しろ直接見る検査ですから、レントゲンによる胃の検査(バリウムの検査)に比べ、精密さでは一枚勝ります。不審な病変があった場合は、その場で細胞を少しだけとって(これを生検と言います)、悪性細胞がないかどうか、確かめることもできます。

このように胃カメラは利点も大きいのですが、カメラをのむのは辛くて苦手という人が多いのも事実です。でももうそれは過去の話。当院では、最新の経鼻内視鏡検査、つまり、「鼻から入れる胃カメラ」をご用意しております。この方法なら、胃カメラ特有の「オェッ」となるアレを、かなり軽減させることができます。(鼻の穴が狭い人など、必ず全員鼻からできるわけではありません。)今まで苦しいからと胃カメラを敬遠されていた方は、まぁ一度ご相談下さい。

下部内視鏡検査(大腸カメラ)について

ただし新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が落ち着くまでは人手や時間に余裕がなく、本検査の実施を見合わせています。再開時期は未定です。

大腸の全部(盲腸・結腸・直腸)と、場合によっては小腸の一番最後の部分の観察を受け持つ検査です。
この点滅部分を診るわけです↓

大腸内視鏡観察範囲

胃カメラと同じく、大腸を直接見る検査ですから、レントゲンによる検査(バリウムの検査)に比べ、精密さでは一枚勝ります。生検もできます。

ただし大腸は曲がりくねっているため、カメラの挿入には多少の技術を要し、残念ながら「入りにくい人」というのは存在します。また大腸に空気を入れてふくらましながら行う検査なので、お腹が張ったり痛かったりする事があります。準備も胃カメラよりちょっと手間がかかります。ま、総じて胃カメラよりちょっとラクではない検査になります。

だが何と言っても大腸カメラの一番の利点は、大腸ポリープの診断と治療が迅速確実にできる事です。大腸ポリープの中には悪性(癌)のものもありますが、放置しているとカメラではとれなくなります。早期の発見と治療にはこの検査が欠かせません。

超音波検査について

 "エコー" とも言います。 肝臓・胆嚢と胆管・膵臓・腎臓・脾臓・膀胱・卵巣・子宮などの観察を受け持つ検査です。 これは、胃腸を除いた腹部臓器のほぼ全てを意味します。
この点滅部分を診るわけです↓

超音波検査範囲

この他、甲状腺や乳腺、皮下腫瘤など、様々な部分を診ることができます。

超音波の最大の利点は、このように守備範囲が広い事と、全く侵襲(体に与えるダメージ)がないことです。検査時はお腹出して寝てるだけですから、なんにも大変なことはありません。強いて言えば腹が寒いかな。

動脈脈波伝搬速度(CAVI)検査について

高血圧・脂質異常症(コレステロールとかの事)・糖尿病,タバコに肥満...

現代人を脅かすいわゆる「生活習慣病」は、これ全て動脈硬化を引き起こす病気です。動脈はただ年を取るだけでも少しずつ老化、即ち動脈硬化が進んでいきますが、これらの病気はそれを実年齢以上に早く進ませてしまいます。

でも自分では自分の血管がどのくらい硬化しているのか、それを知る事は困難です。

CAVI検査は、その自覚の難しい動脈の硬化度を、簡単な方法で知る事ができる検査です。やり方はとっても簡単。手足に血圧計を巻き、胸にセンサーを付けて、数分間寝てるだけです。こんなイメージ↓

PWV検査イメージ

半年~1年に一度くらいやると、自分の老化度判定にも役立つ...かもしれませんよ。