小児の診療についての当院のポリシー

まず最初に、当院は小児科を標榜していません。院長も小児科医ではありません。

以上、終わり。 ...という先生も多いですよね。
でもそれも仕方のない事なんです。何しろこんな事件がある位ですから。この事件自体についての論評はしませんが、これをきっかけに、子供には関わりたくないという医師が増えてきたのは事実です。

でもね、 熱出してうなってる子供を抱えてお母さんが右往左往している、それを「ウチは小児科じゃありませんので」と言ってただ追い返す、っていうのもね。何か私(院長)の考えとちょっと違う。私はそんな医院を作ろうと思ったのではない。

だから当院ではできるだけ小児も診ます。ただし、「小児科ではない」事はよく認識して来て下さい。「それでは困る」という保護者の方は、どうぞご遠慮なく小児科標榜医院へお行き下さい。子供を診るのに本職の方がいいのは間違いないですから。
また当院で診察した場合でも、容態によっては「やはり専門の小児科医に任せるべき」ケースがあり、そんな時はどちらかへご紹介することもあります。この点はご了承下さい。

あと0歳児は、いろいろ難しい問題が多いので、できればやっぱり本職の小児科医の方がいいと思います。

予防接種について

残念な事に日本では、1990年頃から、世界標準に比し著しく予防接種にまつわる全ての事が遅れました。理由はいろいろありますが、ここでは触れません。

ですが最近、2009年頃からかな、厚労省の中の人が変わってから、ちょっと風向きが変わってきました。まだ自費ものが多いのは残念ですが、当院では、やはり子供を守るために予防接種は有効と考えます。できるだけやってあげたい。というわけで当院で実施している予防接種一覧 と、お母さん達のためのガイダンス(PDFファイル))。

お母さん達の中には、ネットや新聞の情報で予防接種を無闇に怖がる方がよくいます。ご心配なら是非来院され、ご相談下さい。現代医学を否定したい人はどうぞご自分の信念に従って下さい。しかし他の人を巻き込むのはやめて貰いたいものです。